医療職に大事なやりがい

医療系の仕事に従事している人の中には、日々大きなやりがいを感じている人がいる。
やりがいについて現役の医療従事者に聞くと、患者さんが良くなった姿を見ることができた時に感じるという人が多い。他にも、患者さんやその家族にありがとうと言われた時、難しい業務をこなせた時に感じると答える人もいる。
しかし、やりがいの感じ方は人によって違い、中にはお金だという人もいる。
確かに、医療の世界は人の命を預かる仕事であり、一度でもミスをすると取り返しがつかないこともある。そのため給与が高いのは一般的によく知られており、実際のところお金のために働いているという人も多い。

ただ、医療系の学校に進学し、厳しいと言われている実習をクリアして国家資格を取得するのは容易なことではない。途中で挫折する人も多いだろう。
そのため、生半可な理由で医療の世界に飛び込むのは無謀だとも言える。それだけハードルの高い職種だけに、就職先が決まって実際に働き始めると、それ自体に達成感を感じて燃え尽きてしまう人もいる。
達成感とやりがいは違うものだ。そこを見誤ると、実際に患者さんと接するようになってから、自分は何のためにこんな仕事をしているのかと疑問を持つこともあるため、その点には注意が必要だろう。

医療系といっても、その職種はたくさん存在している。患者さんと密に接する職種であればあるほど、やりがいは大きくなるだろう。
中でも看護師は患者さんやその家族に深く関わることが特に多く、その分やりがいを感じる機会やその度合いは、他の医療系職種よりも大きいと言われている。